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【大盛況御礼】横須賀生成AI合宿を開催しました!
横須賀市生成AI推進チームのM田主任三郎です!
少し時間がたってしまいましたが、2月6日から7日にかけて「横須賀生成AI合宿」を行いました!(募集の際の記事はこちら)
民間・自治体問わず、抽選をくぐり抜けた、全国津々浦々60名の猛者たちが前のめりで参加するアツいイベントに。ただ、インフルの猛威に3名が撃沈し、57名での開催となりました。
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この記事では、横須賀生成AI合宿の内容をダイジェストでお届けします!
DAY1 Part1 深津貴之氏の講演
最初に、インタラクションデザイナー/横須賀市AI戦略アドバイザーの深津貴之氏の講演から始まりました。
生成AIの直近の動きとして、従来の会話形式を超え、複数のツールやアプリを横断的に操作するエージェント化が取り上げられました。
具体例として、ウェブ検索やファクトチェックを自動で行い、多数の情報源をまとめ上げる「DeepResearch」による、短時間にもかかわらず高度なレポート作成をする例が紹介されました。
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AIに仕事が奪われるという反応も海外ではみられるものの、日本ではむしろ少子高齢化により人手不足が深刻化し、仕事が余る状況であることから、事務作業などの自動化ニーズがいっそう高まる可能性を指摘。
こうしたAIによる自動化が進むことで、人間にはコミュニケーションや現場の判断など「人ならでは」の役割、ウェットな部分がますます求められるとも考えられているとのこと。
DAY1 Part2 Difyのイントロダクション
続いて、DAY2のワークショップのイントロダクションとして、(株)コリニア様によるDifyの紹介がありました。
Difyはブロックを線でつなぐだけのノーコード形式で、OpenAIのGPTシリーズをはじめ異なるAIモデルを自由に組み合わせられるため、簡単な操作で複雑なタスクを連続して処理できる点が特徴との案内がありました。
製品情報の自動入力や旅行ガイド記事の作成、また動画の文字起こしから要約・整形までを一括で行うなど、幅広い活用例が紹介されました。
DAY1 Part3 深津貴之氏、藤井保文氏、中原柊氏による鼎談
深津貴之氏に加え、「アフターデジタル」の著者の藤井保文氏(株式会社ビービット日本リージョン代表)、中原柊氏(Hakuhodo DY ONE DXコンサルティング本部 シニアマネージャー/チーフAIストラテジスト)の3名の専門家によるクロストークが行われました。
ここでは、OpenAIのGPTsを使って個別分野に最適化したAIのプロトタイプを短時間で作成するデモンストレーションが披露されました。わずかな時間で「行政手続き案内」向けのチャットボットの骨格を組み立てる様子は、生成AI活用のスピード感を体感できる内容として注目を集めました。
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特に印象的だったのは、導入や開発を「小さく始め、すぐ試す」という姿勢です。すぐに試作し、実際に使う人の声を拾いながら修正を重ねていくことで、柔軟に機能を拡張していけるとのこと。また、職員が「本当に面倒」だと感じている業務を優先して自動化することで、AIツールの利用を自然に促せるという意見も交わされました。
さらに、「AIのモデルがバージョンアップしていくと作りこんだ個別のAIプログラムが上手く動かなくなる」という質問に対しては、過度に細かいルールを盛り込まず、ある程度ゆるやかな指示(プロンプト)に留めることで、モデルが変わっても想定外の誤動作を起こしにくいとのアドバイスがありました。
登壇者たちは「少人数での小さな実証を重ね、日本から生成AIの新しい可能性を広げていくことが大切」と強調していました。
DAY1 懇親会
昼の講演セッションが終了したあと、いちご よこすかポートマーケットにて懇親会が行われました。
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今回の合宿のイベントの中では、やはり懇親会がいちばん盛り上がる場面になりました。和気あいあいとした会話の中から、個人的に印象の強かったものを以下に並べてみました。
AI音楽制作にハマった話: 短いフレーズをAIに取り込むだけで意外なコード進行やアレンジが提示され、録音やミックス作業の手間も大幅に軽減。
自治体でのVS Code全庁導入: Markdownや軽いスクリプトを活用して業務効率を高め、先進事例としてデジタル化のシンボルにしようという動き。
JR横須賀駅の落とし穴に惑わされる参加者: 本来の中心は京急横須賀中央駅で、海沿いの閑散とした場所に降り立ち「何もない…」と驚くケースが多発。
AI活用で人数が少なくても対抗可能: 少人数組織でも大規模企業に負けない生産性が期待され、人手不足を逆手に取る事例が増加中。
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自治体職員だけでなく、民間企業の方々や、さらには講師陣も入り交じって、AIの話題から地元あるある、失敗談、さらには音楽制作ネタに至るまで、実に自由闊達なトークが飛び交っていました。
(個人的には、AIネタの懇親会だけをやっても面白そう…と思いました)
DAY2 Difyワークショップ
イベント2日目は、前日の講演とは打って変わり、実際にツールを操作しながら「生成AIをどう業務に活用していくか」を学ぶワークショップが行われました。
今回のメインは、ノーコードAIプラットフォーム「Dify」を用いた実習です。スクレイピングのツール等と生成AIを組み合わせた一連の処理のAIワークフローなど、やや高度な話題にも踏み込みつつ、手を動かす構成でした。
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実際にブロックをつないでアプリを組む過程では「意外と短時間でプロトタイプができちゃう」と驚く声が続出。
自分が普段取り組んでいる業務と照らし合わせながら「ここに使えそう」「あの作業も楽になるかも」とイメージを膨らませる方や、実際にどのように自分の所属にDifyを導入するか、具体的に質問される方も居ました。
ワークショップ後半にはグループディスカッションやアイデア共有が行われ、多彩なユースケースが飛び出しました。メンバーによっては “健康づくり×生成AI” の発想を披露するなど、AI活用の幅がぐんと広がる可能性を感じさせる一日となったようです。
ちなみに、横須賀市のデジタル・ガバメント推進室のメンバー数名もワークショップに参加し、一緒に学んでいました!
メンバーからは、ツールを作りつつ業務プロセスを整理できたのがよかった、実務に直結したAIアプリを短時間で構築できることを実際に体感できたのがよかった、皆さんの凄い熱気で会場が煮えたぎっており、ジャケットを脱いだなどの声がありました。
まとめ
地元から車で20分のご近所さんから遠方組まで、泊まりがけで集まった参加者同士が集まり、急速に発達する生成AIのイマとこれからについて、知って、考えて、そして仲間を作る、熱い2日間となりました。
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仲間づくりの観点では、特に懇親会が大きな役割を果たしたように感じます。DAY2のワークショップでも、前日の懇親会で意気投合した空気感も手伝って、雰囲気良く取り組めていたのが印象的でした。
今後、ここで生まれたつながりやヒントが、自治体や企業の現場でどのように花開いていくのか楽しみです!
(そして、普通に私たちも参加者として参加したい・・・ので、合宿を主催してくれる自治体さんが現れることを大いに期待しています!!)
それでは、またいつかお会いしましょう。
(M田主任三郎)
過去の記事は以下からどうぞ!