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横須賀市生成AI推進チーム記事まとめ

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横須賀市生成AI推進チームや横須賀市の各部局が書いた記事のまとめです。
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#ChatGPT

お悩み相談チャットボット“ニャンぺい”の公開実験の報告!!

横須賀市の生成AI推進担当のY中です。 だいぶ遅くなりましたが、ニャンぺいの公開実験の結果を報告します。 詳細はこちらのレポートをご覧ください! 監修いただいた、横須賀市生成AI戦略アドバイザーの深津氏のコメントもございます! 1 “ニャンぺい”の公開実験のおさらいお悩み相談チャットボット?ニャンぺい?公開実験? という感じですよね。。。 まずは、この公開実験の趣旨をおさらいしたいと思います! 横須賀市では、市民の皆さんの日常的なお悩み相談に応えるチャットボットの開発を夢

OpenAI Realtime APIを試してみた!

こんにちは、M田主任三郎です。 日々新しいAIの情報がありすぎて、段々と追えなくなってきているこの頃です・・・。 先月9月25日に、ChatGPTの高度な音声モードが公開され、リアルタイムに近い形でAIと会話することができるようになりました。10月1日、これをAPI経由で使えるRealtime APIが公開され、カスタマイズした会話AIを作ることが可能になりました。 今回は小ネタとして、だいぶ遅ればせながら、このRealtime APIを試してみました! Realtim

AIチャットボット「ニャンぺい」のテストをPython×GPT-4oで自動化する!

こんにちは、横須賀市生成AI推進チームのM田です。 横須賀市がChatGPTを全庁利用を始めて1年経ちましたが、現在、いよいよ市民向けのAIサービスの実現に向けて相談AIチャットボットの実証実験をはじめたところです。 既に多くの人から話しかけてもらっていて、想定したよりも多くのアクセスがあったため一時停止するトラブルもありました…。 (現在は動いています) 今回は、この「ニャンぺい」を公開するにあたって、内部で行うテストをChatGPT(GPT-4o)とPythonプロ

高精度!3倍速!価格半額!来たぞ、GPT-4o

こんにちは、横須賀市生成AI推進チームのM田です。 日本時間では深夜でしたが、OpenAI社がGPT-4oを発表しました! 性能向上、価格半額、マルチモーダルの強化など、流石の内容です。 YouTubeで生配信されていた音声でのやりとりのデモも「え?これ人間じゃん・・・」というぐらい表現豊かに話していて衝撃でした。 (動画は公式が生配信を切り抜いたもの) 早速我々も、横須賀市のAIチャットボットをGPT-4-TurboからGPT-4oに切り替えたのですが、とにかくやた

AIアバター「えーあいそーだんいん」新聞には取り上げられなくても、VRユーザーに愛される存在になりたい。

はじめまして。生成AI推進チームに片足つっこんでいる横須賀市観光課のDropkixです。 10年くらい観光課でサブカルコラボやeスポーツなどの新規事業立ち上げを担当している、ミーハーなオタク。 今回は、AIアバター「えーあいそーだんいん」をメタバースプラットフォームVRChatで試験運用を行うこととなり、M田さんと一緒に担当となりましたのでそのお話しをしたいと思います。 多くの自治体で、既にAIアバターがデジサネで窓口案内をしたり、チャットボットで質問対応している中で、わ

【速報】「自治体AI活用マガジン」がOpen AI社に紹介されました!

横須賀市生成AI推進チームです。速報です。 あのOpen AI社の日本法人、Open AI Japanが始動しましたが、そのイントロダクションの記事の中で、「自治体AI活用マガジン」が紹介されました! 引き続きベストプラクティスの共有の場として盛り上げていければと思っていますので、よろしくお願いいたします! 速報でした。それでは、また。

AIの力を借りて横須賀市の取り組みをTED風?に発表してみた

こんにちは!横須賀市生成AI推進チームのM田主任三郎です。 先月になりますが、1月21日(月)と1月22日(火)に、横須賀市が主催する「横須賀生成AI合宿」が開催され、60人の応募枠を大幅に超える100人以上の応募がありました。 お越しくださった皆様はもちろん、残念ながら抽選に漏れてしまった皆様も、我々のイベントにこれだけ関心を寄せてくださり、本当にありがとうございました。 このイベントの中で、僭越ながら横須賀市の取り組みを改めて紹介する発表枠がありました。豪華講師陣に

話題のSunoAIで自治体AI活用マガジンのテーマソングを作ってみた

こんにちは。みなさん、AIしてますか? 横須賀市生成AI推進チームのM田です。 今回は、生成AIを使って自治体AI活用マガジンのテーマソングを作ってみた、という小ネタの記事です。ゆるくご覧くださいませ。 まずは歌詞を作ろう(ChatGPT)まず歌詞を作るのに、ChatGPTを使おうと思います。ChatGPT Plusを契約していれば、Webサイトから情報を収集して、その内容を元に何かを生成させることができます。 まずは自治体AI活用マガジンの概要をまとめてもらいましょう

ついに来た!Open AI 大型アプデ 今度のGPT-4は3倍速いぞ

おはようございます。緊急で記事を書いています。横須賀市生成AI推進チームのM田です。 日本時間の今日未明に、Open AI社のイベントがあり、様々な新機軸が発表されました! 細かな内容はもっと詳しい人たちが沢山書くでしょうから、私はざっくり紹介&今回発表された「GPT-4-turbo」を試してみようと思います。 GPT-4-turboとは?「GPT-4-turbo」含め、今回の発表の詳細が、Open AI社のページで紹介されています。 まずは、このページの記述を翻訳しな

AIと共に火事に立ち向かう:消防署発!全自治体で使える!?職員向けのインパクトある教養資料

こんにちは。横須賀市中央消防署です。 今回は、消防署で行っている、ChatGPTを活用した 消防職員向けの教養資料作りの事例を紹介します! 消防での事例ですが、恐らく、消防職員だけでなく、法令に基づく業務を行っている全自治体職員の参考になると思います! 1.高まる消防への市民の期待災害大国として知られる日本。台風、大雨、そして地震。 多発する災害に対応する消防への市民の期待は高まるばかりです。 消防の仕事は災害現場での活動のほか、火災を未然に防ぐために病院や飲食店、学

月2000万文字!数字で見る横須賀市のChatGPT利用状況

こんにちは!横須賀市生成AI推進チームのM田です。 今回は我々がよく聞かれる、横須賀市のChatGPTの利用状況についてご紹介します! 定量的な利用状況まずは、横須賀市役所全体の利用状況として、文字数(≒トークン数)を集計してみました。 月ごとにバラツキがありますが、概ね毎月2000万トークン前後の利用量となっています。8月までは利用量が伸び続けていますが、7月と8月は職員向け研修を行ったこともあり、特に利用量が多くなっています。 個人別の利用状況 横須賀市は、Cha

生成AIは"コミュニケーション"を改善する、かも

こんにちは。横須賀市生成AI推進チームのM田です。生成AIの取り組みを進めていて、思うことがあります。 生成AI活用の本丸は「コミュニケーションの改善」じゃないか?と。 どういうことでしょうか?早速説明していきたいと思います。 自治体の出す文書は「全てを網羅」しがち自治体の作る文書は、基本的に「コミュニケーション」を目的としています。例えば水道料金のお知らせは、自治体から水道を利用する人へ、水道の料金について伝える手段です。文書という情報伝達手段を使って、料金のことにつ

ELYZAの新しい言語モデル(ELYZA-japanese-Llama-2-7b)を無料版Google Colabで試してみた

こんにちは。横須賀市デジタル・ガバメント推進室生成AI推進チームのM田です。私はどちらかというと技術に寄ったちょっとマニアックな記事を書いていきます。 今回は、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ「ELYZA」の「ELYZA-japanese-Llama-2-7b」という大規模言語モデルを、Google Colaboratory(無料版)で試してみました! 1.ELYZA-japanese-Llama-2-7bELYZAがMetaの「Llama 2」をベースに開発した

「自治体AI活用マガジン」のキャッチーなドメインをChatGPTに考えてもらう

「自治体AI活用マガジン」を作るにあたって、ドメイン(URL)を考えることになりました。 地方自治体がこういうものを作るとき、ダジャレのような少し引っかけた名称とか、すごく生真面目な名称とかになりがちな印象があります。 でも生成AIという新しい技術、未来の技術を扱うサイトとしては、できればキャッチーで、覚えやすくて、親しみのあるドメイン名にしたい。 そこで、もはやありきたりですが、ChatGPT(GPT-4)にドメイン名を考えてもらおうと思いました。 早速、GPT-4に