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横須賀市生成AI推進チーム記事まとめ

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横須賀市生成AI推進チームや横須賀市の各部局が書いた記事のまとめです。
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#AIとやってみた

産学官連携でサービス開発 音声会話型生成AIで認知症を予防

横須賀市の生成AI推進担当のY中です。 皆さん、ニュースです!! この度、横須賀市では、産学官連携で音声会話型生成AIを活用した、認知症予防会話サービスを開発するため、Starley株式会社と連携協定を締結しました! Starleyさんは、リリース後わずか3ヶ⽉で、 ユーザーに対する返答回数が1億回を突破した音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を開発したベンチャー企業です。 その「Cotomo」で培ったおしゃべりAIサービスのノウハウを使って、シニア向けの会話AI

ローカルLLM(Llama-3,gemma-2)でAIアバター「えーあいそーだんいん」の観光案内セリフを作ってみた!

少しご無沙汰しております!横須賀市生成AI推進チームのM田です! 2024年4月27日から5月31日にかけて、メタバースプラットフォームVRChat上で、AIアバター「えーあいそーだんいん」の試験運用を行いました! これは、もち山金魚さんのかわいい3Dアバター「まめひなた」に、スカジャンを着てもらって、GPT-4と魂のプロンプトを吹き込んだ、音声で会話を楽しんだり観光案内をしたりしてくれるAIアバターです。 これをはじめるいきさつは、一緒に担当した観光課のDropkix

AIチャットボット「ニャンぺい」のテストをPython×GPT-4oで自動化する!

こんにちは、横須賀市生成AI推進チームのM田です。 横須賀市がChatGPTを全庁利用を始めて1年経ちましたが、現在、いよいよ市民向けのAIサービスの実現に向けて相談AIチャットボットの実証実験をはじめたところです。 既に多くの人から話しかけてもらっていて、想定したよりも多くのアクセスがあったため一時停止するトラブルもありました…。 (現在は動いています) 今回は、この「ニャンぺい」を公開するにあたって、内部で行うテストをChatGPT(GPT-4o)とPythonプロ

高精度!3倍速!価格半額!来たぞ、GPT-4o

こんにちは、横須賀市生成AI推進チームのM田です。 日本時間では深夜でしたが、OpenAI社がGPT-4oを発表しました! 性能向上、価格半額、マルチモーダルの強化など、流石の内容です。 YouTubeで生配信されていた音声でのやりとりのデモも「え?これ人間じゃん・・・」というぐらい表現豊かに話していて衝撃でした。 (動画は公式が生配信を切り抜いたもの) 早速我々も、横須賀市のAIチャットボットをGPT-4-TurboからGPT-4oに切り替えたのですが、とにかくやた

え?Claude 3、マジですごいかも

M田主任三郎です。 ちょっと感動したので、記事にしました。 まずはこれを見てください。 GPT-4-Turboの場合以下のように聞かれました。簡潔に要約してください。R6のDXヒアリング(週2回)は、会議室内に発送物が山積みだとまずい打ち合わせでしょうか。一斉調査の封詰めと、敬老祝いの銀杯等の発送業務があって、 福祉こども部会議室を使用したいです。ヒアリングの日だけ退出して荷物を隅に寄せておくでは厳しいでしょうか。敬老祝いは、8月末から9月の敬老の日までです。一斉調査は、

Claude 3 Haikuで俳句作ってみた

横須賀市のM田主任三郎です。だいぶ周回遅れですが、先日、ANTHROPICのClaude 3が発表されました。 既に解説記事は色々出ているので、詳細は省きますが…。 性能と軽量さは、基本的にトレードオフです。Claude 3も3パターン用意されました。最も軽量なものから、 Claude 3 Haiku Claude 3 Sonnet Claude 3 Opus があり、この中でも、一番精度の良いClaude 3 Opusは、GPT-4の精度を上回るとされ、ベンチマー

AIの力を借りて横須賀市の取り組みをTED風?に発表してみた

こんにちは!横須賀市生成AI推進チームのM田主任三郎です。 先月になりますが、1月21日(月)と1月22日(火)に、横須賀市が主催する「横須賀生成AI合宿」が開催され、60人の応募枠を大幅に超える100人以上の応募がありました。 お越しくださった皆様はもちろん、残念ながら抽選に漏れてしまった皆様も、我々のイベントにこれだけ関心を寄せてくださり、本当にありがとうございました。 このイベントの中で、僭越ながら横須賀市の取り組みを改めて紹介する発表枠がありました。豪華講師陣に

話題のSunoAIで自治体AI活用マガジンのテーマソングを作ってみた

こんにちは。みなさん、AIしてますか? 横須賀市生成AI推進チームのM田です。 今回は、生成AIを使って自治体AI活用マガジンのテーマソングを作ってみた、という小ネタの記事です。ゆるくご覧くださいませ。 まずは歌詞を作ろう(ChatGPT)まず歌詞を作るのに、ChatGPTを使おうと思います。ChatGPT Plusを契約していれば、Webサイトから情報を収集して、その内容を元に何かを生成させることができます。 まずは自治体AI活用マガジンの概要をまとめてもらいましょう

ついに来た!Open AI 大型アプデ 今度のGPT-4は3倍速いぞ

おはようございます。緊急で記事を書いています。横須賀市生成AI推進チームのM田です。 日本時間の今日未明に、Open AI社のイベントがあり、様々な新機軸が発表されました! 細かな内容はもっと詳しい人たちが沢山書くでしょうから、私はざっくり紹介&今回発表された「GPT-4-turbo」を試してみようと思います。 GPT-4-turboとは?「GPT-4-turbo」含め、今回の発表の詳細が、Open AI社のページで紹介されています。 まずは、このページの記述を翻訳しな

AIと共に火事に立ち向かう:消防署発!全自治体で使える!?職員向けのインパクトある教養資料

こんにちは。横須賀市中央消防署です。 今回は、消防署で行っている、ChatGPTを活用した 消防職員向けの教養資料作りの事例を紹介します! 消防での事例ですが、恐らく、消防職員だけでなく、法令に基づく業務を行っている全自治体職員の参考になると思います! 1.高まる消防への市民の期待災害大国として知られる日本。台風、大雨、そして地震。 多発する災害に対応する消防への市民の期待は高まるばかりです。 消防の仕事は災害現場での活動のほか、火災を未然に防ぐために病院や飲食店、学

ELYZAの新しい言語モデル(ELYZA-japanese-Llama-2-7b)を無料版Google Colabで試してみた

こんにちは。横須賀市デジタル・ガバメント推進室生成AI推進チームのM田です。私はどちらかというと技術に寄ったちょっとマニアックな記事を書いていきます。 今回は、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ「ELYZA」の「ELYZA-japanese-Llama-2-7b」という大規模言語モデルを、Google Colaboratory(無料版)で試してみました! 1.ELYZA-japanese-Llama-2-7bELYZAがMetaの「Llama 2」をベースに開発した

「自治体AI活用マガジン」のキャッチーなドメインをChatGPTに考えてもらう

「自治体AI活用マガジン」を作るにあたって、ドメイン(URL)を考えることになりました。 地方自治体がこういうものを作るとき、ダジャレのような少し引っかけた名称とか、すごく生真面目な名称とかになりがちな印象があります。 でも生成AIという新しい技術、未来の技術を扱うサイトとしては、できればキャッチーで、覚えやすくて、親しみのあるドメイン名にしたい。 そこで、もはやありきたりですが、ChatGPT(GPT-4)にドメイン名を考えてもらおうと思いました。 早速、GPT-4に

横須賀市のChatGPT活用の取り組みを「ChatGPT自身」に答えさせるボットを作ってみた

こんにちは!横須賀市デジタル・ガバメント推進室生成AI推進チームです! 横須賀市では、2023年4月20日にChatGPTの全庁的な実証を開始して以降、80を超える自治体からお問い合わせを頂いています。 このnoteを作っていることからもわかる通り、生成AIの利活用をする自治体…つまり仲間が増えてくれるのはうれしいので、問い合わせにはもちろん喜んでお答えしています。 ただ、我々とて生身の人間ですので、多くの問い合わせを少ない人数で受けきるのには、やはり限界があります。