マガジンのカバー画像

横須賀市生成AI推進チーム記事まとめ

25
横須賀市生成AI推進チームや横須賀市の各部局が書いた記事のまとめです。
運営しているクリエイター

#横須賀市生成AI推進チーム

OpenAI Realtime APIを試してみた!

こんにちは、M田主任三郎です。 日々新しいAIの情報がありすぎて、段々と追えなくなってきているこの頃です・・・。 先月9月25日に、ChatGPTの高度な音声モードが公開され、リアルタイムに近い形でAIと会話することができるようになりました。10月1日、これをAPI経由で使えるRealtime APIが公開され、カスタマイズした会話AIを作ることが可能になりました。 今回は小ネタとして、だいぶ遅ればせながら、このRealtime APIを試してみました! Realtim

【速報】「自治体AI活用マガジン」がOpen AI社に紹介されました!

横須賀市生成AI推進チームです。速報です。 あのOpen AI社の日本法人、Open AI Japanが始動しましたが、そのイントロダクションの記事の中で、「自治体AI活用マガジン」が紹介されました! 引き続きベストプラクティスの共有の場として盛り上げていければと思っていますので、よろしくお願いいたします! 速報でした。それでは、また。

AIの力を借りて横須賀市の取り組みをTED風?に発表してみた

こんにちは!横須賀市生成AI推進チームのM田主任三郎です。 先月になりますが、1月21日(月)と1月22日(火)に、横須賀市が主催する「横須賀生成AI合宿」が開催され、60人の応募枠を大幅に超える100人以上の応募がありました。 お越しくださった皆様はもちろん、残念ながら抽選に漏れてしまった皆様も、我々のイベントにこれだけ関心を寄せてくださり、本当にありがとうございました。 このイベントの中で、僭越ながら横須賀市の取り組みを改めて紹介する発表枠がありました。豪華講師陣に

来たぞ GeminiPro 早速試してみた

こんにちは。横須賀市生成AI推進チームM田です。 Googleの最新のAIモデル「Gemini」のうち、「Gemini Pro」のAPIが使えるようになったので、早速試してみました。 Gemini ProGeminiやGemini Proの紹介は、詳しい記事がいっぱい出ているので割愛します。 ここでは、GPT-4-Turboのお試しをした際のプロンプトを使って、どんな返事が来るのかと、時間を計測してみます。 実際に試してみるお馴染みGoogle Colabで試してみま

ついに来た!Open AI 大型アプデ 今度のGPT-4は3倍速いぞ

おはようございます。緊急で記事を書いています。横須賀市生成AI推進チームのM田です。 日本時間の今日未明に、Open AI社のイベントがあり、様々な新機軸が発表されました! 細かな内容はもっと詳しい人たちが沢山書くでしょうから、私はざっくり紹介&今回発表された「GPT-4-turbo」を試してみようと思います。 GPT-4-turboとは?「GPT-4-turbo」含め、今回の発表の詳細が、Open AI社のページで紹介されています。 まずは、このページの記述を翻訳しな

月2000万文字!数字で見る横須賀市のChatGPT利用状況

こんにちは!横須賀市生成AI推進チームのM田です。 今回は我々がよく聞かれる、横須賀市のChatGPTの利用状況についてご紹介します! 定量的な利用状況まずは、横須賀市役所全体の利用状況として、文字数(≒トークン数)を集計してみました。 月ごとにバラツキがありますが、概ね毎月2000万トークン前後の利用量となっています。8月までは利用量が伸び続けていますが、7月と8月は職員向け研修を行ったこともあり、特に利用量が多くなっています。 個人別の利用状況 横須賀市は、Cha

生成AIは"コミュニケーション"を改善する、かも

こんにちは。横須賀市生成AI推進チームのM田です。生成AIの取り組みを進めていて、思うことがあります。 生成AI活用の本丸は「コミュニケーションの改善」じゃないか?と。 どういうことでしょうか?早速説明していきたいと思います。 自治体の出す文書は「全てを網羅」しがち自治体の作る文書は、基本的に「コミュニケーション」を目的としています。例えば水道料金のお知らせは、自治体から水道を利用する人へ、水道の料金について伝える手段です。文書という情報伝達手段を使って、料金のことにつ

ELYZAの新しい言語モデル(ELYZA-japanese-Llama-2-7b)を無料版Google Colabで試してみた

こんにちは。横須賀市デジタル・ガバメント推進室生成AI推進チームのM田です。私はどちらかというと技術に寄ったちょっとマニアックな記事を書いていきます。 今回は、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ「ELYZA」の「ELYZA-japanese-Llama-2-7b」という大規模言語モデルを、Google Colaboratory(無料版)で試してみました! 1.ELYZA-japanese-Llama-2-7bELYZAがMetaの「Llama 2」をベースに開発した

「自治体AI活用マガジン」のキャッチーなドメインをChatGPTに考えてもらう

「自治体AI活用マガジン」を作るにあたって、ドメイン(URL)を考えることになりました。 地方自治体がこういうものを作るとき、ダジャレのような少し引っかけた名称とか、すごく生真面目な名称とかになりがちな印象があります。 でも生成AIという新しい技術、未来の技術を扱うサイトとしては、できればキャッチーで、覚えやすくて、親しみのあるドメイン名にしたい。 そこで、もはやありきたりですが、ChatGPT(GPT-4)にドメイン名を考えてもらおうと思いました。 早速、GPT-4に

市役所にたった1カ月でChatGPTを導入した話

こんにちは、横須賀市デジタル・ガバメント推進室の生成AI推進チームです! 横須賀市では、3月下旬にChatGPTの導入の検討をはじめて、約1カ月後の4月20日に全庁での活用実証を開始しました。 なぜ横須賀市はたった1カ月で全庁での活用実証をすることが出来たのか? この記事では、そこに至るまでの背景も含めて、ご紹介します! プロジェクト立ち上げ前夜横須賀市は、2020年に「デジタル・ガバメント推進室」という部署を設立し、DX推進の取り組みを進めてきました。 デジタル・ガバ

横須賀市のChatGPT活用の取り組みを「ChatGPT自身」に答えさせるボットを作ってみた

こんにちは!横須賀市デジタル・ガバメント推進室生成AI推進チームです! 横須賀市では、2023年4月20日にChatGPTの全庁的な実証を開始して以降、80を超える自治体からお問い合わせを頂いています。 このnoteを作っていることからもわかる通り、生成AIの利活用をする自治体…つまり仲間が増えてくれるのはうれしいので、問い合わせにはもちろん喜んでお答えしています。 ただ、我々とて生身の人間ですので、多くの問い合わせを少ない人数で受けきるのには、やはり限界があります。